トヨタ問題を考える有志の会
谷選手が、「トヨタ問題を考える有志の会」のサポーターとして民主党・小沢幹事長らを訪問し、「リコール問題を真摯に受け止め、速やかに善処して解決できるよう努力している。(政府・与党で)できることがあればやってほしい」と要望した件について、すごく違和感を感じた。
確かに谷選手はトヨタの社員だから、このような行為を行うのは当然という声もあるとは思う。
ただ一民間企業として与党に要望を出す手順はちょっと違うんじゃないかと思う。
リコール問題は(アメリカの国策の側面があるとはいえ)トヨタの失策。
まず失策を犯したならば、それを挽回するための方策をきちんと説明し、さらに社内的な処分をきちんと明らかにした上で、まずは社長が申し入れるべき。
それを行ったうえで、谷選手をはじめとする著名な人が申し入れるのが筋であると思う。
トヨタ社内の責任の所在や処分が明らかになっていない状態で、単に助けてほしいというのは筋違いであると思う。
また「トヨタ問題を考える有志の会」という名前も、なにか責任をトヨタ以外のところに求めているようで(責任転嫁しているようで)私個人としては好ましいとは思わない。
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