トヨタ、公聴会が始まりましたが
いよいよアメリカの政治ショーであるトヨタを対象とした公聴会が始まりました。
ただ公聴会で明らかに疑問を感じることがありました。
公聴会の最初の証言者として登場したテネシー州の婦人が、「恥を知れ、トヨタ」と語気を荒げ、自らの恐怖体験を語ったときのこと。
愛車のレクサスがブレーキが利かぬまま勝手に加速し、時速160キロでの走行し、ギアをバックやニュートラルに切り替えたり、サイドブレーキを引いてもスピードは落ちなかったというのです。
けれどもこれは自動車のしくみをちょっとでも知っている人ならば考えてもおかしい。
そもそも走行中にバックにギアを入れることはできない。さらにニュートラルに入ったならば動力はそこで切断されるので、エンジンの回転数が上がることはあったとしても、自然とスピードは落ちていくはず(下り坂でないという前提)。
明らかに彼女の証言には矛盾があります。
彼女は電子系統のトラブルを訴えたかったということですが、それにしてもあまりにも矛盾だらけの証言。
トヨタは低姿勢に徹する必要はあると思いますが、明らかな矛盾点はきちんと修正しておかなければ後々痛い目を見ますよ(ブリヂストンのように)。
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