豊田綱領

あさくらあきお

2010年02月24日 11:08

露骨なアメリカによるトヨタバッシングにより、トヨタは創業以来最大にピンチに立たされていますね。

トヨタはまさに苦境に立たされていますが、こんなときほど創業時の精神に学ぶべき、ということでちょっと調べてみたら豊田綱領なる高尚な精神があることを見つけました。

トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎の手によりさだめられたもの。

一、 上下一致,至誠業務に服し、産業報国の実を挙ぐべし。
一、 研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし。
一、 華美を戒め、質実剛健たるべし。
一、 温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし。
一、 神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし。

難しい言葉が並んでいますが、含蓄深い言葉ですね。

たとえば、
一、 華美を戒め、質実剛健たるべし。
今のトヨタはインテリアの質感はすごくいいんだけど、ただそれだけ、という辛らつな批評も雑誌では散見されます。
見た目のインテリアはすごく華美だけど、車の基本たる走る、曲がる、とまるにトラブルが出ているという今の状況を見たら喜一郎氏はきっと嘆くことでしょう。

また
一、 温情友愛の精神を発揮し、
露骨な他社つぶしのラインナップは商業ベースで見ると正解かもしれませんが、温情友愛の精神からは蚊なれているように思えてしまいます。

危機的状況にあるトヨタは今一度創業者の高尚なる理念に立ち戻る必要があるんでしょうね。


関連記事